JaSST'21 Tokyoで視聴したセッションのメモ
JaSST'21 Tokyoで視聴したセッションのメモ。
イベント情報
セッション情報
基調講演 "Being Agile about Architecture"(Joseph W. Yoder (Refactory CEO))
Being Agile about Architecture
CI/CDパイプラインにおけるテストレベル(武井 眞人(テクバン))
- 課題:開発チームとテストチームが同じビルドパイプラインを共有しているのに、実行しているテストの目的がぶれている
- 対処:スモークテストを定義して(テストレベルを追加して)、結合テスト(コンポーネント間)をパイプラインに組み込むようにした
後工程を最適化するために既存の仕組みを大きく変更するのはコストがかかるため、できるだけ負担が生じないように後工程の役割や事前条件を前工程に移していくのが実践知なんだなと思った。
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自動テスト普及活動の勘所(松⽊ 直之(富⼠通))
- 概要:自動テストの普及にはとても地道な努力が必要
- 紹介されてたこと
- たくさんの「〇〇ができない」に応えるため自作したテストツールを配布している
- 間口を広げる「入門」や活用を進める「事例紹介」の両方のセミナーしてる
- 見積もりやPoCや技術選定のための基礎資料をメンテしてる
自動テストのコスト削減に対する効果は薄いから、その線で売り込むのは筋が悪いという話だった。 ただ、手動テストで不可能な網羅テストを実施できるということは、実質的にコスト削減できているということにもなるよね、という話もあってそれは確かにそうだなぁと思った。
スポンサーセッションだからか資料は見つからなかった
仕様整理のためのテスト設計入門(河野 哲也(DeNA))
- テスト設計技法の紹介とワークのセッション
- 名前は知らなくても自然とやっていたものがあるかも
- 同値分割
- 組み合わせテスト
- デシジョンテーブル
- 原因流れ図
- 状態遷移テスト
普段の仕事にすぐ取り入れられる内容だった。 日本語であの場合この場合と議論するより、はるかに効率的で正確な仕様や設計を決められるので、是非とも習得してもらいたいテクニックだった。 別の表現に変換しなければテストできない仕様や設計は未完成なんですよ(主観)。