XP祭り2017:さまざまな振り返りを知り,振り返りを振り返る (栗田 太郎さん)
チームまたは個人の仕事において,振り返り (ふりかえり),リフレクション,レトロスペクティブなどと言われる活動には,
さまざまなフレームワーク (“KPT”,”YWT”,”ORID” など,また,KPT だけでも多くのバリエーション) と課題があります.
本ワークショップでは,参加者の皆さんの日頃の目的と工夫と課題の共有,いろいろなフレームワークの試行と比較,
振り返りにまつわる対話,を通して,日常の振り返りを多様な視点から振り返り,振り返りの意義と意味について考えていきます.
いろいろと話題の講演がある中、裏番組的なワークショップに参加していました。
懇親会でもいろいろお話を聞くことができてとてもためになりました。
関係ないけど、レトロスペクティブやイントロスペクティブの スペクトは「よく見る」という意味らしい 。
やったこと
- ふりかえりのフレームワークの講義
- マシュマロチャレンジ を実践
- マシュマロチャレンジについて ORID で「ふりかえり」
- 「各自がふりかえりで課題だと思っていること」について「KPT でふりかえり」
- ワークショップ全体について「YWT でふりかえり」
最初に説明があったわけではないので、すごくメタい構造だった。
ふりかえりの由来
- 「ふりかえりとは基本的に内省のことである」
- プラトンまで遡るので人によっては気味が悪くなる可能性がある
- 「内省とはリフレクション(反射)である」
- 「過ぎ去ったことに光を当てるようにふりかえり、こころに描かれたことを呼び戻したり表出したりすること、すなわち注意深く考えることや黙想すること」
- この考え方は雰囲気があって素敵だ
- 過去は闇であり、闇に光を当てその有り様を観測するから反射なのだ、と
ふりかえりのフレームワーク
チームでふりかえりをするとき、書く時間と共有する時間を分ける理由
- ちゃんと他の人の話を聞くため
- 他の人が話しているときは、自分のことを考えたり書いたりしないで、ちゃんと聞くため
- 共感とは、「自分ならこうするとか」そういうことを考えずにただただ相手の身になって聞くこと
- 「話している人が認識している事実や感じた想い」から学習する?
- この辺よくわからない。ワークショップ中でも説明はされてなかった
看護師の人たちは日常的にふりかえりを活用している
- 看護記録とか
- リフレクションの研究自体が看護教育に端を発するものだとか
- (後で聞いた話)
- ワークショップの講師の人は、病院の看護師さんを相手にリフレクションのワークショップを開催しているとのこと