不具合対応と障害対応の違い

前提

  • 個人的な意見です。状況によって違う場合もあるのは当然です
  • 想定する場面はソフトウェア開発プロジェクトです
  • 何よりも大事なのは、関係者の間で同じ言葉を違う意味で捉えないようにすることです

不具合対応

  • fault recovery
  • 不具合 = プログラムや設定の誤り
  • 不具合箇所を特定、修正する活動

障害対応

  • troubleshoot
  • 障害 = システムエラーや、不正なデータの混入によりシステムが正常に動作しなくなること
  • エラーや不正なデータを特定、修正する活動

不具合対応と障害対応の違い

  • 不具合対応 は結果(完了しているかどうか)が重要
    • 解消できる原因がある
      • 再発しないことを保証できる
    • 完了したかどうか確認すればわかる
      • 正解がある
    • 手段は問われない
      • 設定変更でも、プログラム改修でも、データメンテナンスでも、システムとして総合的に解決できていればよい
        • 解決できているかどうかが重要
  • 障害対応 は過程が重要
    • タイミング問題など、そもそも再現できない場合がある
      • 再発しないことを保証できない
    • 完了したかどうか確認できない
      • そもそも再現できない場合がある
    • 対応内包は標準化したい
      • 再発時はすみやかに対応したい
      • そのためには対応内容(過程、何をどうしたのか)を標準化しておきたい

だから何

  • 不具合対応 は<<課題管理ツール>>で管理しよう
  • 障害対応 は<<Wiki>>で管理しよう