エッセンシャルスクラムが出版されました。よかった。


初めてのなんとかです。




会社帰りに最寄りの書店で陳列されていることを確認しました。
発売日は7月7日だと思ってたんですが、書店によってぶれる模様。流通とか関係あるのかもしれない。



これがなんなのか、ということをここから書いていきます。

エッセンシャルスクラム

  • 紹介
    • スクラムガイドよりも長いスクラムの解説書
    • 私自身はスクラムと関係無く生活してるけど、そういう個人の趣味嗜好は窓から投げ捨てて読めば、いいことがたくさん書いてある
    • 筋が通ってるので、何かあるたびに「It depends」とありがたい助言をいただくよりもずっと納得感がある
私の関わり方
  • きっかけ
    • 隣から「タスケテ」って聞こえてきたのでのこのこ首をつっこんでみました
    • ところがそうそうたるメンバーですごい冷や汗
  • やったこと
    • 序盤のあの章とあの章を翻訳したり
    • 全体をレビューしたり
    • レビューアの方の指摘を取り込んだり
ありがとうございました


TDD の人としてテストに導かれた設計をする前に、id:digitalsoul に導かれて別のジョブ(翻訳者)の熟練度が上がってしまいました。
id:akon に見本出来をお見せしたら「この人(著者)と一緒に仕事したことあるよ」とかまるで親戚のことみたいに出てきたのは面白かった。
5年10年前には想像もつかない生活をしていて、自分が怖い。
なんで自分と同じたくさんの読み手の人たちと仲良くなるのを通り越して、書き手の人とのつながりが強くなってるんだろう。




今まで何度か翻訳のレビューをさせていただいた際、私は楽しかったのですが、書いた側としてはどうなんだろうな、と少し心残りがありました。
ですが、今回レビュー指摘をいただく側になってみて、「こっちも楽しい」と思えたのは発見でした。
なんというか、隙がなくなるというか、研ぎ澄まされていく感がよい。
もっとやりましょう。




あと、ソフトウェア開発をする人の役に立ちそうな本、自分でも買いそうな本を、まだ見ぬ誰かにお届けする手伝いができたのではないかと思います。
先代に受けた恩を次代に返すことができる機会はそうないので、自画自賛ではありますが、自分にとっては高評価な出来事です。




今回のお話(翻訳やろうZE!)の中で私が果たせた役割といったら、id:digitalsoul の懐刀どころか、せいぜいかばんに入ってる折りたたみナイフくらいのものだろうと思います(注:入ってません)。
悔しいので、今後もめげずに積み重ねていこうと思います。