ソフトウェアテストシンポジウム 2020 東京、の感想

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開催は中止になったけど予稿集を提供していただいたのでざっと目を通した中で特にときめいた発表の感想。

UMLクラス図記法を利用したテストケース仕様書のリライト -保守しやすいテストケースの塊-

リライトの部分のずっと手前で、テストケースを抽象度で表現してるのは使い勝手がよさそうだった。

レベル1: 処理だけを特定したケース
レベル2: 入出力のパラメータ項目まで表現したケース
レベル3: 同値クラスを用いて組み合わせ論理条件(ルール)まで表現したケース
レベル4: 実際の値まで具体化したケース

IoT社会に向けたテストの考え方

概要から指針までが幅広く網羅されており、引用されている IPA の公開資料も結構な密度だった。

これだけの考慮をアップフロントに検討するとしたらそりゃ時間はかかるなぁという印象。

選択肢が検討されてるのはありがたい。 プロジェクトの都合に合わせてテーラリングするのが妥当なのかな。